Mac にも powerline を入れたい!
過去に Windows と Linux ではやったので、今度は Mac に入れてみる。
Powerline 公式の方法でやってみる。
pip をインストール
まずインストールには Python と pip が必要になるので、バージョンを確認してみる。
$ python --version |
なんてこった pip がない
というか python 環境が全くない(3 系とか)ので、pyenv から 3 系を入れてみよう。pyenv からインストールすれば pip も一緒にインストールされる。
pyenv のインストール
MacOS と Homebrew と pyenv で快適 python 環境を。 - Qiita を参考に入れる。
$ brew install pyenv |
1.2.9 が入った。
.bash_profile に追記してパスを通す
$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile |
pyenv install --list
でインストール可能な一覧が見れる。今回は3.7.2
を入れてみる。
$ pyenv install 3.7.2 |
入ったらグローバルに設定して完了だ
$ pyenv global 3.7.2 |
pip も無事使えるようになっている。
zlib エラー
macos Mojave ではビルド時に以下のエラーになってしまう。
zipimport.ZipImportError: can't decompress data; zlib not available |
参考:[MacOS Mojave]pyenv で python のインストールが zlib エラーで失敗した時の対応 - Qiita
以下のコマンドで Mojave 用の macOS SDK header を入れる
sudo installer -pkg /Library/Developer/CommandLineTools/Packages/macOS_SDK_headers_for_macOS_10.14.pkg -target / |
再度 pyenv install 3.7.2
でインストールして成功すれば OK だ
powerline のインストール
前置き(?)が長くなってしまったが、powerline を入れる。
改めてPowerline 公式の方法でやろう。
Powerline 導入例 - Qiitaも参考にしながらやる。
$ pip install powerline-status |
即入った。簡単
ちなみに公式だと--user
オプションをつけるようあるが、python を homebrew からインストールした際は付けないよう注意書きがしてある。pyenv
から入れた場合もオプションをつけたら動かなかった。pyenv
から入れた場合も同様にオプション無しが正解のようだ。
powerline-daemon -h
でヘルプが表示されれば OK
bash に適用
Shell prompts — Powerline beta documentationを参考に shell に powerline 適用する。
まずリポジトリのルートを確認
$ pip --version |
ここの/Users/********/.pyenv/versions/3.7.2/lib/python3.7/site-packages
がルートになる。
$ echo 'powerline-daemon -q' >> ~/.bash_profile |
これで bash を再起動すると shell に powerline が適用される。
しかしこのままだと文字化けしてしまうので、powerline 用のフォントを入れる。
フォントをインストール
参考元のままやる
cd ~/Desktop |
このように powerline 用のフォントが追加された。
VSCode のフォントを変更
VSCode でユーザー設定を開き、フォントを変更する。
ついでのサイズを 12 にする。ちょうどいいと思う。
"terminal.integrated.fontFamily": "Source Code Pro for Powerline", |
これで VSCode のターミナルに powerline が適用された!
Configuration
デフォルト表記だと git のブランチが表示されなかったりするので、設定を変更する。
参考:Configuration and customization — Powerline beta documentation
デフォルトの設定はリポジトリルートの奥底にあるが、~/.config/powerline
配下に設定ファイルを置くと、記述した分だけデフォルト設定を上書きしてくれる。
mkdir ~/.config/powerline |
VSCode で編集
{ |
themes/custom.json も作る
touch ~/.config/powerline/themes/shell/custom.json |
こちらも VSCode で編集
{ |
powerline-daemon --refresh
すると適用される。
ここまでがんばったが、設定のやり方が分かり辛すぎる…
powerline の issue で 「documentation is confusing」 とか言われてて笑える w…
さいごに
結構めんどかった。インストール方法を調べると色々な方法が出てきてどれが適当かよくわからない。
今回公式の方法に沿って行ったが、Linux の時と同様にpowerline-shell
を使ったほうがサクっといけたような気がしてならない。
…ま、いいか
環境
- Mac OSX 10.14.1 Mojave
- VSCode 1.30.2
- powerline-status 2.7